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映画『ミリオンダラー・ベイビー』のあらすじと感想



アカデミー賞主要4部門を独占し、ハリウッドの頂点を極めたクリント・イーストウッドの最高傑作。

イーストウッド本人が「これはシンプルなラブ・ストーリーだ」と言い切る、珠玉の愛の物語。

<ミリオンダラー・ベイビーのあらすじ>

ジムを経営する孤独なトレイナー、フランキー(イーストウッド)。実力はあるが、育てた若者は欲を求めて彼の元を去っていく。

あるとき、そんなジムへ31歳のボクサー志望のマギー(スワンク)が入ってくる。フランキーにとってマギーのような女など眼中になかった。

しかし、貧しい生活をしながらも、練習に励む彼女のハングリーさに、彼は徐々にボクシングを教えるようになる。

やがて、トレーニングを通して次第にお互いを必要とし始めていく二人。娘に縁を絶たれた男と家族の愛に見放されてしまった女、深い傷・苦しみを抱えながら生きてきた不器用な二人が互いに人間的に歩み寄っていく。

マギーの実力も頭角を現していき、遂に100万ドルをかけた世界タイトル戦に出場することになった。

しかし、その試合で、二人を待っていたものは衝撃の結末だった…。苦悩するフランキー、そしてマギー。

二人の真の絆の意味がいま試される。



<ミリオンダラー・ベイビーの感想>

クリント・イーストウッド監督作品です。

クリント・イーストウッドがボクシングジムのコーチをしていて、そこにやって来た32歳の女性マギー。


彼女はプロボクサーになりたいという夢を持っています。

その年齢で女性では無理だと言うクリントですが、元ボクサーのモーガン・フリーマンがマギーの才能を認めて、クリントも彼女のコーチをすることになります。

ボクサーの道を駆け上がっていくマギー。

しかし、試合で大けがを負い、自力呼吸もできず、寝たきりになったマギーは尊厳死を求めます。


マギーを愛するようになっていたクリントは苦しみながら、彼女の希望に応えるのでした・・・。

前半はアメリカンドリームの実現の物語で、スポ根もののような感じなのですが、後半はうって変わって尊厳死の問題がテーマになる重苦しい展開になります。

マギーを思いやるクリントの愛情が切ないほどに伝わります。

けがで引退してクリントのボクシングジムを手伝っている元ボクサー役のモーガン・フリーマンもいい味を出しています。


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