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映画『ミザリー』のあらすじとその評価は?



スティーブン・キング原作、豪華映像特典で贈る、サイコ・スリラーの傑作!

映画の言葉“自分と付き合って初めて人と付き合えるのよ"

<ミザリーのあらすじ>

「ミザリー」シリーズで有名な人気作家ポールは雪道で事故に遭い、瀕死の状態を元看護婦のアニーに救われる。

ポールの小説の熱狂的愛読者だった彼女は、彼を手厚く介護する。

だが、新作「ミザリーの子供」でヒロインが死んだことを知り逆上した彼女はポールに心理的・肉体的拷問を加え始める……。




<ミザリーの感想>

スティーブンキングの原作で、映画化されたものです。

雪山で、事故を起こした作家が、彼の熱狂的なファンの女性に、助けられます。

雪深い森の中にあるひっそり佇む女性の家に保護された作家は、看護師だという彼女に、手厚く看護されるわけです。

そして、徐々に回復する作家でしたが、時々彼女の言動などにおかしさを感じていきます。

やがて、彼が書いた新作に彼女は、不満を訴えます。


彼の書いてきたベストセラーのミザリーシリーズは、彼女が崇拝するように、愛していてそれを自分の思い通りに書かない作家に、苛立ちを感じます。

新作なんて書かずに、ミザリーシリーズを書き続けさせようと、無理難題を突きつけ、暴力もふるうのです。

歪んだ理不尽な彼女の考えの所為で、作家は死の恐怖すら感じるようになります。

何とか逃げ出そうと、作家が奔走する時は、ドキドキ、ハラハラします。そして、暴力的な行動に出るときの彼女は、とても冷徹で残酷です。

思わず目を背けたくなるくらい、ひどい扱いを受けます。

ラストに向けて、徐々に彼女に立ち向かおうと頑張る作家を、応援したくなります。

そして、様々な登場人物の思いが浮かび交錯し、トラウマとは何なのか、作家とファンの関係とは何なのか、いろいろ考えながら、楽しめる映画でした。



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ミラジョヴォ・ヴィッチ主演の名作『ジャンヌ・ダルク』の感想



「フィフス・エレメント」のリュック・ベッソン監督とミラ・ジョボビッチ主演による史劇ロマン。英仏戦争の真っ只中の15世紀フランスを駆け抜けた少女の激動の人生を描いた作品。

<ジャンヌ・ダルクのあらすじ>


15世紀の百年戦争で活躍した悲劇の少女戦士、ジャンヌ・ダルク。

その生涯を、リュック・ベッソンが完全に映画化した。ジャンヌ・ダルクには、『フィフス・エレメント』に続きミラ・ジョヴォヴィッチが抜てきされ、体当たりの演技を見せている。


幼いときから信心深い少女、ジャンヌ。

ある日、英国軍に目の前で姉を殺されてしまった。

引き取られた先の教会で神の声を聞いたジャンヌは、その声に従い戦闘へ参加する決意をする。



<ジャンヌ・ダルクの感想>

リュック・ベッソンが歴史ものに挑んだ作品です。

15世紀、百年戦争のフランスに現れた少女ジャンヌ・ダルク。神の声を聞いたという彼女は、軍服に身をつつみ、フランス軍を率いて勝利をおさめます。

けれども栄光もつかのま、ジャンヌはイギリス軍の捕虜になり、魔女として裁判にかけられ、火刑に処せられる運命にありました。

フランスの歴史上のヒロインを、ミラ・ジョボビッチが思い切り演じています。

アクション映画としても一級と言えるでしょう。ミラ・ジョボビッチの中性的な魅力が良く出ていました。

シャルル7世を演じたジョン・マルコヴィッチの怪演も光っています。

戦闘シーンなどはかなりリアルで、暴力描写があるということで15禁になりました。

昔のイングリッド・バーグマンのジャンヌ・ダルクとはだいぶ違って、かなり意志の強い、かたくなな少年のようなミラ・ジョボビッチのジャンヌ・ダルクは、むしろリアリティがあると思えました。

ジャンヌ・ダルクの激しい気性と激しい運命とが、リアルに表現されていたと思います。


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映画『もののけ姫』を改めて観てみよう




<もののけ姫のあらすじ>

中世の枠組みが崩れ始めた室町時代の日本。いまだ人を寄せ付けぬ太古の深い森の中には、人語を解する巨大な山犬や猪などの神獣たちが潜み、聖域を侵す人間たちを襲って、荒ぶる神々として恐れられていた。

エミシの末裔のアシタカは、人間への怒りと憎しみによってタタリ神と化した猪神に呪いをかけられ、それを解くために訪れた西の国で、数奇な運命に巻き込まれていく。

森を切り開いて、人のための豊かな土地を作り上げようとする、タタラ製鉄集団のエボシ御前は、鉄を打ちながら人間中心の社会を築き上げようとしていた。

一方、犬神に育てられた少女サンは、“もののけ姫"と恐れられ、森を守るため神々とともにタタラ集団と戦っていた。双方とも「己が正義」と信じるこの争いに、さらに不老長寿の力があるというシシ神の首を狙う侍たちが絡み、三つ巴の戦いとなる。

アシタカとサンは、惨劇の中で出会い、心を通い合わせる。しかし、森を巡る戦いは凄惨を極め、大混乱の中、シシ神の首が奪われてしまう…。




<もののけ姫の感想>

「生きろ」このキャッチコピーが印象的であったこの作品。

ニンゲンと自然の対峙性、そしてともに共存するとはどういうことなのかという深いテーマに迫った巨匠宮崎駿監督の渾身の一作です。

また、そのストーリーの良さ、深さもさることながら、登場人物それぞれに魅力があるところがこの映画のすばらしいところです。


一見、主人公サンからすると敵とも言える、エボシ御前とタタラ場で明るく働く女性たち。

それぞれが一生懸命にその立場と毎日を送っているところに私たちも共感していきます。


そしてコダマのようなサブキャラともいえる不思議なものたちのスパイス的に入るシーン。

そして美輪明宏、森繁久彌らが演じる重厚感ある神たち。

さすが、ストーリーを単純化させない工夫が随所に散りばめられています。


また、主題歌や映画の楽曲も幻想的で映画にあっていてこちらもさすがと言わざるを得ません。

一度目に見た時よりも何度か鑑賞するうちにだんだんとその世界観、そして言葉一つ一つの意味が伝わってきます。

宮崎駿監督の代表作としてずっと受け継がれてほしい作品です。


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